かつて「イケメンシェフ」として一世を風靡した川越達也さん。代官山の人気店『タツヤカワゴエ』は2ヶ月先まで予約が取れないほどの盛況ぶりでしたが、いつの間にかテレビから姿を消してしまいましたよね。
あの川越シェフのお店は今どうなっているのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。実は全店が閉店しているんです。
ただ、2024年にはYouTubeチャンネルを開設するなど新たな動きも出てきています。川越シェフの店の現在と、長野での生活、そして最新の活動状況について詳しく見ていきましょう。
川越シェフの店の現在は?全店閉店から新たな展開へ
- 代官山『タツヤカワゴエ』をはじめ、渋谷・白金台・宮崎の全店が閉店済み
- 2019年に銀座『MANDA GINZA』のプロデュースで飲食業に復帰
- 現在は長野県を拠点に3姉妹の父として子育て中、東京・宮崎との3拠点生活
- 2024年7月にYouTubeチャンネル「川越シェフだよ。」を開設し本格復帰
- レストランのコンサル・商品プロデュース・YouTube活動が現在の仕事の柱
| 名前 | 川越達也(かわごえ たつや) |
|---|---|
| 生年月日 | 1972年3月7日 |
| 出身地 | 宮崎県東諸県郡国富町 |
| 職業 | 料理人・フードプロデューサー・YouTuber |
| 代表店 | TATSUYA KAWAGOE(代官山・閉店) |
| 現在の活動 | YouTube「川越シェフだよ。」、レストランコンサル、商品プロデュース |
川越達也さんがオーナーシェフとして経営し、かつては2ヶ月先まで予約が取れないほどの人気を誇った代官山の高級イタリアンレストラン『タツヤカワゴエ』。この本店を含め、チェーン展開していた渋谷の「ピンク」、白金台の「プラチナ」、出身地・宮崎県の「タツヤカワゴエ宮崎」「居酒屋ぴりり」まで、全店が閉店しています。
抜群の知名度と人気を誇った川越シェフのお店がすべてなくなったと聞くと寂しい気もしますが、2017年の週刊文春の取材に対して川越さん自身が全店休業・閉店の状況を認めています。
ただし、2019年末には銀座に『MANDA GINZA』という新店舗のプロデュースを手がけ、飲食業との関わりは続いていました。こちらは川越さんがオーナーではなくプロデューサーとしての関わりで、客単価2万円程度の創作フレンチのお店です。
また、2019年8月放送の『爆報THEフライデー』で川越さんは「僕は今、長野で子育てをしています」と告白。当時は2人の娘の父親でしたが、その後3人目のお子さんも誕生し、現在は3姉妹のお父さんになっています。
川越さんは普段は東京で暮らし、週末に長野へ行くスタイルで、出身地の宮崎での仕事もあるため東京・長野・宮崎の3拠点生活を送っているそうです。子どもの行事には必ず参加するようにしているとのことで、家族を最優先にした生活を送っていることがうかがえますね。
川越達也シェフの現在の活動まとめ
全店閉店後の川越達也さんですが、料理人としてのキャリアを活かした新しい形での活動を続けています。現在の仕事の優先順位は「家族」「YouTube」「コンサル」だと本人が語っており、かつてのようなメディア中心の生活とは大きく変わっています。
YouTubeチャンネル「川越シェフだよ。」で本格復帰
川越達也さんの現在の活動で最も注目されているのが、2024年7月に開設したYouTubeチャンネル「川越シェフだよ。」です。料理レシピの紹介やゲストとのコラボなど多彩なコンテンツを発信しています。
チャンネル登録者数は17万人を突破し、サブチャンネルも2万人と順調に伸びています。料理研究家のリュウジさんとのコラボ動画では、かつての「炎上した800円の水」をネタにいじられる場面もあり、過去の炎上を笑いに変えられる余裕も出てきたようです。
YouTube開設のきっかけは、当時26歳の女性経営者・荒木菜佳さんに8時間にわたるプレゼンを受けたこと。川越さんは「50代を境に何か動くきっかけ」と感じ、YouTubeデビューを決意したと語っています。
AIとの料理対決や体を張ったロケ企画など、エンタメ性の高い内容にも積極的に挑戦しており、かつてテレビで人気を博した頃のような明るさが戻ってきた印象ですね。
レストランのコンサル・プロデュース業
「アンカーシェフ」という新ブランドを立ち上げ、レストランのサポートや地域の食材を使ったオリジナルメニューの開発・提案を行っています。アンカーシェフのイベントは参加費5,000円程度で、川越シェフが気軽に質問に答えるスタイルが好評です。
参加者からは「ますますファンになりました」という声が多く、飲食業界からは今でもリスペクトされていることがうかがえます。
さらに、新潟の神田酪農とコラボしてジェラートなどの商品を共同開発するなど、地方の食材を活かしたプロデュースにも力を入れているようです。2025年3月には「らあめん花月嵐」の監修メニューも手がけ、得意のイタリアンとは異なるラーメン業界への進出も話題になりました。
コラボ商品のプロデュースとオンラインショップ
川越さんは出身地・宮崎県の野菜や果物を販売するオンラインショップ「プレーンファーム タツヤカワゴエ」も運営しています。宮崎県内の農場で朝収穫した新鮮な野菜や果物を、その日のうちに産地直送で発送するサービスです。
長野県千曲市の温泉施設「湯のさと ちくま 白鳥園」とのコラボでは、国産牛を使った「ミートソース」や特製塩あんバターモナカ、川柳だんごなどの商品をプロデュースしています。
九州だしスパイス「響王」のプロデュースや料理道具の監修など、食に関する幅広い分野で活躍しており、かつての「イケメンシェフ」時代とは違った形で料理人としての実力を発揮しています。
川越シェフはなぜ消えた?干された2つの事件に迫る
一時は高級レストランを経営し、CDデビューやドラマ出演まで果たして順風満帆だった川越シェフ。EXILEとのコラボCDを出すほどの人気ぶりでしたが、2013年以降急速にテレビから姿を消していきました。その背景には「800円水騒動」と「顔面の大怪我」という2つの出来事がありました。
水800円事件が食べログで大炎上
川越シェフの転落のきっかけとなったのが、食べログに投稿されたレビューです。内容は「注文していないのに水代として800円取られた」というもので、同じ種類の水が自販機で500ml・120円で売られているとの指摘もあり、お店への不信感が広がりました。
問題をさらに大きくしたのは、川越さんの反論です。「年収300万円、400万円の人はお水にお金がかかるような高級店に行ったことがない」「そういうお店に行ったことがないから800円取られたという感覚になる」と、収入で人を判断するような発言をしてしまいました。
レビューを投稿したお客さんが伝えたかったのは、水の値段そのものではなく「無断で提供する前に一言声をかけてほしかった」ということ。それに対して上から目線で反論してしまったことが、世間の反感を買う結果になりました。
川越さんを一番支えていたのは、決して年収の高くないファン層の方々です。少ないお金をやりくりしてお店に足を運んでくれていた人たちの気持ちを踏みにじるような発言は、許せないと感じた人が多かったのでしょう。
その後、フジテレビ「とくダネ!」で謝罪と発言の意図を説明しましたが時すでに遅し。「調子に乗っている」「何様のつもり」と批判は止まらず、テレビ出演は激減していきました。
ガラスに激突して顔面16針の大怪我
2013年の炎上騒動以降テレビで見かけなくなった川越シェフは、3年後の2016年に「ダウンタウンDX」に出演し、消えた理由を2つ挙げています。1つは本業が忙しかったこと、そしてもう1つが飲食店のガラスに激突して16針縫う大怪我を負っていたことでした。
後輩の食事会に参加した帰り際、透明できれいに磨かれたガラスに気づかず思いっきり衝突してしまったそうです。眉と目の間を16針も縫う怪我で、本人いわく「顔がとれたと思いました」とのこと。
治療には数ヶ月を要し、腫れが引いた後も顔の右半分が黄色く変色するなど、人前に出られない状態が続いたと説明しています。
ただ、この「怪我で人前に出られなかった」という説明は、水800円騒動によるイメージダウンのカモフラージュではないかと見る人も少なくありません。やはり一度失った人気と信用を取り戻すのは簡単ではなく、メディアからの需要がなくなったのが最大の理由と考えるのが自然でしょう。
とはいえ、2024年のYouTube開設や2025年のラーメン店コラボなど、少しずつ表舞台に戻ってきている川越シェフ。過去の炎上も笑いに変えながら、52歳にして新たなステージで活躍する姿は、どこか応援したくなりますね。

