青木歌音さんといえば、チャンネル登録者数60万人超えの人気YouTuberですよね。実はYouTuberになる前、BSスカパー!で「女子アナ研修生」として活動していた過去があるんです。
アナウンサー時代にはどんな番組に出ていたのか、なぜ辞めたのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。
野球少年だった男時代からアナウンサーへ、そしてYouTuberへと転身した青木歌音さんの経歴には、想像以上にドラマチックなエピソードが詰まっています。
青木歌音のアナウンサー時代と出演番組
私が女子アナをしてた頃の写真があるのですが、この時って他の女子アナに混じってもゲストにAKB48さんが来ても【元男の子】の不自然さが出ないよう溶け込みたく、私にとっての女子女子感を演じてた気がします🥲
また頑張ってみようかな…! pic.twitter.com/KGVHbf7uFk
— 🍓青木歌音🍓 (@memory_kanon) February 1, 2022
- 青木歌音はBSスカパー!の「チャンネル生回転TV ALLザップ!」に女子アナ研修生としてレギュラー出演していた(2015〜2016年)
- 「プリティー・ウーMEN」やテレ朝「お願いランキング」など幅広い番組に出演
- アナウンサーを辞めた最大の理由は、フジテレビ制作陣からの深刻なセクハラ被害
- 青木歌音は性分化疾患(DSD)の当事者であり、トランスジェンダーとは異なる
- 2024年に結婚を発表し、現在もYouTuberとして精力的に活動中
| 名前 | 青木歌音(あおき かのん) |
|---|---|
| 本名 | 東(ひがし)※苗字のみ本人公表 |
| 生年月日 | 1992年8月13日 |
| 出身地 | 東京都目黒区 |
| 身長 | 170.3cm |
| 血液型 | O型 |
| 職業 | YouTuber・タレント |
| 所属事務所 | 石井光三オフィス(2025年に契約解除) |
| YouTube | 青木歌音 / Kanon Aoki(登録者60万人超) |
青木歌音さんは、YouTuberとしてブレイクする前にアナウンサーとしてのキャリアを積んでいました。ここでは当時の活動内容を詳しく見ていきましょう。
BSスカパー!「ALLザップ!」でのレギュラー出演
青木歌音さんがアナウンサーとして活動していたのは、BSスカパー!の「チャンネル生回転TV ALLザップ!」という番組です。2015年から2016年にかけて、毎週火曜・木曜の深夜に生放送されていました。
スカパーの様々なチャンネルをザッピングしながら紹介する内容で、青木さんは番組内の「非公認女子アナウンス部」に所属する「女子アナ研修生」として出演。進行サポートをしながら番組を盛り上げるムードメーカー的な存在だったそうです。
本人は「アナウンサーもどき」と謙遜していますが、生放送ならではのハプニングにも臨機応変に対応し、しっかりとした進行をこなしていたのが印象的です。
また、2014年から2016年にかけて不定期放送されていた「プリティー・ウーMEN」にも出演。この番組は性別を超えて活躍する人たちを応援するバラエティで、青木さん自身の経験を活かした出演が視聴者から好評を得ていました。
BSスカパー女子アナウンス部での活動内容
青木さんが所属していたBSスカパーの女子アナウンス部は、フジテレビの番組制作会社が関わっていたこともあり、フジテレビのスタッフとも頻繁に接点がありました。そのため、フジテレビ系の番組にも関わる機会があったそうです。
ALLザップ!以外にも、テレビ朝日の「お願いランキング」、日本テレビの「人生が変わる1分間の深イイ話」、TOKYO MXの「ドラマ・原宿ドラゴン」など、地上波の番組にも幅広く出演していました。
当時の青木さんは、長い髪をきれいにまとめた清楚な女子アナスタイルで、明るい笑顔とハキハキした話し方が特徴的でした。YouTube動画の中でアナウンサー時代の写真を公開しており、現在の雰囲気とはまた違った初々しい姿を見ることができます。
「元男の子だからこそ、女子アナとして自然に振る舞うことをすごく意識していた」と本人も語っており、常に「自分らしさ」と「女子アナらしさ」のバランスを取ろうと努力していたそうです。
TBSの女子アナになったのは本当?
一時期、青木さんのSNSに「TBSの女子アナになりました」という投稿があり話題になりました。ただ実際には、2022年にTBSの番組で「ブレイクしそうな人物」として紹介されただけで、正式にTBSのアナウンサーとして採用されたわけではありません。
本人も「本当にTBSの女子アナになりたかった!」と語っていて、当時はアナウンサーとしてのキャリアをさらに伸ばしたい気持ちがあったことがうかがえます。
青木歌音がアナウンサーを辞めた理由
華やかに見えるアナウンサー時代でしたが、その裏では深刻な問題を抱えていました。青木さんがアナウンサーを辞めた背景には、複数の理由が重なっています。
フジテレビ制作陣からのセクハラ被害
アナウンサーを辞めた最大の理由が、フジテレビのバラエティ番組を制作する会社のトップからの度重なるセクハラ被害です。2025年1月、青木さんはYouTube動画でこの被害を実名告発し、大きな反響を呼びました。
収録後に車に連れ込まれてキスを強要されたり、スタジオで身体的な発言をされたり、食事会の場で侮辱的な言動を受けたりと、被害は繰り返されていたそうです。
こうした行為に対して抵抗すると番組から外されるという状況もあり、仕事を守るために耐えざるを得なかったと語っています。一度反抗した際には2〜3週間も番組から干されてしまったとのことです。
精神的に追い詰められた結果、震えが止まらなくなり精神科に通うようになったほか、番組出演時にアルコールを摂取するほど追い詰められていたといいます。
性分化疾患という身体の特性
青木歌音さんは、性分化疾患(DSD:Disorder of Sex Development)の当事者です。これは生まれつき性に関する身体の発達が一般的なパターンとは異なる医学的な状態のことで、本人はABEMAのインタビューで「トランスジェンダーとは違います」と明確に説明しています。
男性として生まれながらも、中学生の頃から自然に胸が膨らむなど、望まない身体の変化に苦しんでいたそうです。女子アナとして働く中で、戸籍上は男性という状況とのギャップに悩むことも多かったようです。
「周りと同じように振る舞おうと頑張っていたけど、心のどこかで違和感を抱えていた」とも語っており、この葛藤もアナウンサーを辞める一因になったと考えられます。
性別適合手術と新たな道への決断
青木さんは2014年にタイで性別適合手術を受け、2022年には戸籍上の性別も女性に変更しました。手術は2段階に分かれており、睾丸摘出(約20万円)と本手術(約100万円)を経て、約8時間に及ぶ大手術だったそうです。
こうした大きな人生の転機が「もっと自分らしく生きたい」と考えるきっかけになり、アナウンサーという枠にとどまらず、YouTubeでの自由な発信を選ぶ決断につながりました。
青木歌音の経歴と男時代の葛藤
現在の華やかな姿からは想像しにくいですが、青木歌音さんの学生時代は坊主頭の野球少年でした。アナウンサーになるまでの道のりを振り返ります。
幼少期から芽生えた違和感
青木さんが初めて自分の性別に違和感を感じたのは幼稚園の頃。制服やワッペンが男女で分かれている中で、女の子たちがつけていたキティちゃんのワッペンに憧れを抱いていたそうです。ただ当時は「なんとなくモヤモヤする」という程度だったといいます。
小学校時代もその違和感は心の片隅にありましたが、スパルタな父親のもとで野球に打ち込む日々を送っていました。父親は「お前はプロ野球選手になるんだ」と厳しく指導しており、その期待に応えようと頑張っていたそうです。
中学・高校時代は野球少年だった
中学は目黒区立東山中学校に進学し、野球部でピッチャーとして活躍。思春期を迎えて性別への違和感が強まり、恋愛の話題が出ると「自分だけが浮いている感じがして苦しかった」と振り返っています。
中学2年生のとき、試しに女の子と付き合ってみたものの3日で別れ、「やっぱり自分は女の子とは付き合えないんだ」と確信。この頃、タレントの椿姫彩菜さんの自伝本を読んで「自分と同じような人がいるんだ」と感動し、自分の進む道を考え始めました。
高校は野球の強豪校・高知高校に進学。1年生の時に最高球速142キロを記録し、プロのスカウトからも注目されるほどの実力でしたが、ヘルニアを発症して思うようにプレーできなくなります。
その後、東京に戻り共栄学園高校に転校。しかし「野球ではなく、自分らしく生きる道を選びたい」と決意し、実質1日で野球部を退部しています。高校3年の夏休み前からホルモン療法を開始しましたが、領収書が家族にバレて父親との関係は悪化しました。
大学中退と家出、そして性別適合手術へ
高校卒業後、内部進学で共栄大学 国際経営学部へ進みましたが、家族との確執が続き、20歳で中退して家出を決断します。
その後は住み込みで中華料理屋で働きながら女性としての生活をスタート。さらにキャバクラで働いて性別適合手術の費用を貯め、22歳のときにタイで手術を受けました。
父親との絶縁から和解まで
手術後、父親に報告したところ「青木家の長男はいなくなった」と言われ、完全に絶縁状態に。しかし、YouTuberとして活動を続ける中で、母親を経由して少しずつ関係が修復されていきました。
きっかけのひとつは、父親がバーで偶然、青木さんの話をしているカップルの会話を耳にしたこと。それがきっかけで母親を通じて「たまには家に帰ってこい」と伝えてくるようになったそうです。
今では2人で食事に行くこともあるほど関係が改善。父親からLINEで「今日の動画は合格」「最近再生回数が落ちてるんじゃないの?」とアドバイスが届くまでになっています。
青木歌音の現在の活動
アナウンサーを辞めた後、YouTuberとして新たな道を切り開いた青木歌音さん。現在の活動状況を見ていきましょう。
YouTube登録者60万人超の人気チャンネル
青木歌音さんのYouTubeチャンネル「青木歌音 / Kanon Aoki」は、2026年3月現在で登録者数60万人を超える人気チャンネルに成長しています。性分化疾患の当事者としてのリアルな体験談や、アナウンサー時代のエピソード、恋愛や家族との関係についてオープンに語るスタイルが特徴です。
2024年5月にはXで「青木歌音、結婚します!」と報告し、プライベートでも大きな節目を迎えました。
2023年頃からは「元男子が本田翼になるまで」といったメイク動画でも注目を集め、日刊ゲンダイでは「本田翼にそっくり」と取り上げられるなど、メディアからの注目度も上がっています。
2025年のセクハラ告発と事務所との決裂
2025年1月、青木さんはアナウンサー時代に受けたセクハラ被害をYouTubeで実名告発。フジテレビ関連の問題が社会的に注目されるタイミングと重なり、週刊女性PRIMEやJ-CASTニュースなど大手メディアでも大きく報じられました。
しかしこの告発の影響で、所属していた石井光三オフィスからは「契約解除の方向で」と伝えられる事態に。2025年5月には正式に事務所を離れたことを報告しています。
ただ、事務所を離れた直後にプロ野球の始球式の仕事が決まるなど、フリーでの活動も順調にスタート。テレビ業界の問題に真正面から切り込む姿勢は、多くの視聴者から「勇気ある発信」「業界を変えるきっかけになってほしい」と応援の声が寄せられています。
まとめ
青木歌音さんは、BSスカパー!の「ALLザップ!」に女子アナ研修生として出演し、複数のテレビ番組で活躍した経歴を持っています。
アナウンサーを辞めた最大の理由はフジテレビ制作陣からのセクハラ被害で、2025年には実名告発に踏み切りました。性分化疾患という身体の特性と向き合いながら、野球少年だった男時代からアナウンサー、そしてYouTuberへと転身してきた経歴は、多くの人に勇気を与えています。
2024年には結婚も発表し、現在は登録者60万人超のYouTuberとして精力的に活動中です。自分の経験を隠さず発信する姿勢が、ますます多くのファンの支持を集めています。

